母子家庭のお母さんにとって気になることはいつだって子どものことですよね?
でも仕事もしなくちゃならないし、子育てとの両立ができているか心配。どうすれば子どもの心理を理解してあげつつ、上手に働くことができるのだろうというのは大きな課題だと思います。
そこで今回は母子家庭で育った私のエピソードを交えつつ、仕事と子育てのバランスを図るための子どもとの接し方のポイントをご紹介します。
ポイント1. 必要以上に気を遣わない
ご家庭によってお子さんの年齢は様々だと思いますが、「子どもは意外とお母さんの苦労をわかっている」ものです。小さくても、です。
私の場合だとあれば余計な心配をかけないために「絶対にグレない&親が出てくる必要があるほどの迷惑を他人にかけない」、これがモットーでした。
仕事で疲れている上で私の世話をしてくれるんですから、子どもながらにできるだけ苦労が少なく育ててもらいたいと思っていたんですよね。ちなみに私の周りの他の母子家庭の子どもも、不思議とグレている子は少なかったですね。
ですので、必要以上に子どもに気を遣わない方が良いでしょう。しつけの時にも支障が出ますし、お母さんの方が精神的にやられてしまいますので…。
ポイント2. 一日の内少しだけでもしっかり話す時間をつくる
お一人で子育てをするとなるとお仕事をする時間が長くなったり、勤務形態が慌ただしくなることもあると思います。ですが、「一日の内少しだけでもしっかり話す時間をつくる」ようにしてください。
私の場合は母・私・兄弟の皆がお風呂を上がった後の時間がその時間でした。この時私たち兄弟はデザートとしてプリンとかゼリーを食べながら、母はちょっとした晩酌をしながら顔をしっかり合わせるんですよね。晩御飯はタイミングがズレてしまうことがあったので、この時間の方が貴重だったわけです。
お風呂上がりは気持ちがリラックスしているので、学校であったこと、これから夏休みでしたいこととかをサラサラっと話せてしまうんですよね。嬉しかったこと、腹が立ったこと、色々なことを家族として共有する時間でした。
当時はそんなこと気付かないまま話していましたが、これは母の作戦だったのかなと思います。お風呂上がり&デザートの組み合わせは最強でしたね。
ポイント3. 留守番の時の絵付きの置手紙が嬉しい
私たち兄弟が学校から帰ってくると母は大抵仕事に行っており、夜遅くでないと帰ってこない日というのもありました。ですが、そんな時は必ず机の上に「絵付きの置手紙」がありました。
これにはその日の晩御飯のこととか、「変な人が来ても家を開けちゃダメ!」とか、「良い子にお留守番していること」とかが書いてあって、最後に下手くそな正体のわからないキャラクターの絵とかが書いてあったりもするんですよね。
当時の私からすれば、「はいはい(笑)了解しましたよー」くらいだったんですが、小さな兄弟は嬉しそうに笑っていたんですよね。
多分これは留守番をする時に寂しいであろう私たちへの、母からのエールだったんだと思います。
母子家庭の子どもには、まめな心配りをすることがポイントになります。ただ、子どももお母さんの苦労を理解しています。ですから、リラックスした姿勢で接してあげましょう。