『在宅ワーク』という仕事ジャンルに出会うまで、私はここ一年間ずっと、仕事口を探しては諦め、見つけては諦めを繰り返していました。
というのも、平日は学校の授業があるためアルバイトに十分な時間が割けないことや、週末には実家の手伝いをするため帰省しなければならないこともあり、雇ってもらえるようなバイト先がなかったのです。
しかし、食べ道楽好きの大学生ということもあり、もちろんお金は使えば使うだけ出ていく。気付けばお財布は薄焼きせんべい状態です。さぁどうしよう。
年に数回程募集される学内アルバイトだけでは食っていけない。だからといって、親にお金を頂くのも毎度となると忍びない。ホントにどうしよう。
そんな経緯で手当たり次第に仕事を探していたところ、見つけたのが『在宅ワーク』でした。
自分の時間に合わせて仕事ができる『在宅ワーク』に惹かれてさっそく登録した私は意気揚々と仕事の募集ページを開きました。
まずは簡単な仕事、初心者向けの案件から
仕事欄には『○○の資格をお持ちの方~』、『お子さんのいらっしゃる方~』もしくは『○○経験者の方~』等、明らかに今の自分では手を伸ばせないような仕事がたくさんありました。
実は『在宅ワークス』以外の在宅ワークにも一つだけ登録しているのですが、そちらも入りたての頃から同じような状況でした。
ここにきて、焦りました。
なにせそんな資格(事務系や医療系他)は持っていないし、子供はおろか異性とお付き合いもしたことないし(これは余計か)、これから世界もとい社会を知っていく成人前の人間だから経験も少ない。まだまだ未熟だ。
果たして、私はここで仕事をもらって生きていけるのだろうか…。
それなら普通にバイトを探した方が…いや、土日勤務ができる人を募集している所がほとんどだからバイトは当分難しい。ならばせめて学生のうち、せめて今だけは…と、引き返すのをやめて、改めて募集案件を一つひとつ見ていくことにしました。
すると、有難いことに自分にでもできそうな仕事を両サイトから数件見つけることができました。
例えば、そう、初心者向けの案件だったり、簡単な内容の文章作成だったり、アンケート、口コミ等々…一つひとつは大きくないですが、在宅型の仕事スタイルに慣れることができたので、まずは簡単で初歩的なところから始めてみるのも良いことだと思いました。
とりあえず、色々見て聞いて経験しよう
在宅ワークの魅力は時間面や生活スタイル面において非常に輝いていると思われます。それに、やはり家に居ながらにして仕事をし、収入を得られるという点も大きいといえるでしょう。
できれば自由なスタイルで働いて生活したい。そんな根っからの呑気さが勝ってしまいます。
もちろん、在宅型の仕事ですので自己管理の必要性が問われますから、そこは気を付ける所存です。自由を管理した上での自由。
さて、それは横に置いといて、経験と一口に言っても色々ありますよね。
人が聞いてアッと驚き渇望されるような内容から、逆に人前では言えないようなことまで…しかし、どんなことが最良の経験なのかと聞かれると、答えに詰まります。
今まで自分は「いろんなことを経験するのが大事なんだ」と考えて、その考えで動いておりました。
しかし、最近ちょっと違うかもと思うようになったのです。
というのも、「経験、経験」といいますが、そこから何を得ただろうか?と考えると、不思議なことに思いつかないのです。それが良いのか、悪いのか・・・。
「無駄」な経験はない
私は数回ほど海外に短期留学させてもらったことがあります。ですが、それを「経験」と考えたとき、そこから学んだことは何だっただろうかと思考を巡らせると、いつも一種の虚無感に襲われます。何も思い浮かばないのです。私は、何を得たのだろう。
でも、それは決して「無駄」だったわけではない。私はそう思います。そもそも「何かを得られるか否か」や「無駄か否か」で物事を捉えるのはなんだか打算的でいけすかない。
自分は、これこれこんなことをした、どうだった、こうだった…それだけでも良いような気がします。
「こういう経験ができた」という簡潔な言葉でとどめたって良いと思います。それは、偽りではない、確かな経験ですから。それで十分なのです。
・・・なんて申し上げましたが、もちろん、「経験」から学べることも多々あります。失敗も経験の1つですし、自分でやって肌身で感じるからわかることだってあります。
つまり、どちらでも良いのです。身勝手無責任な言い方になりますが、私は本当にそれで良いと思います。学べようが学べなかろうが「経験」は「経験」、得ても得ずとも「経験」は「経験」。
それに、経験し身についたことは大小にかかわらずちゃんと脳内の引き出しに仕舞われてあって、普段は思いつかなくとも必要な時になれば飛び出すようになっていますから。「良い経験をさせてもらった。よっしゃ!」という風になります。
『在宅ワーク』で広がる可能性
日本ではまだまだ馴染みの浅い『在宅ワーク』ですが、この仕事は執筆からデザイン、レビュー、入力作業と案件によって様々です。自分に合った仕事や好きな案件を選ぶことが出来ます。
ここで徒然に書いてきたことを補足と共にまとめると、以下のようになります。
- まずは、めげずに案件探し。大海の水も一滴から。できる作業から自分のペースでやっていく
- 仕事の管理は大切!(大口たたける身ではないので私も気を付けます。)
- 色々なことを経験してみよう。在宅ワークスとは長いお付き合いになると思いますので、もしかしたらあの時、この時の経験が仕事にも生かせるかもしれません!
せっかく自分のスタイルに合わせた仕事をするのですから、焦らずのんびりいきましょう。
ここでお話したことは「へぇそんな考え方もあるのか~(半信半疑)」くらいでお願い申し上げます。それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さんにあった仕事スタイルが見つかりますように。