私は、2人の子供(1歳と4歳)が、どちらも保育園に入れず「待機児童」です。一時保育を利用しながら飲食店でバイトをしたり、子どもを抱っこしてフリーペーパーの配布をしたこともありましたが、どちらも保育料の方が多くかかるようになり辞めました。そして、在宅ワークを探すようになったのです。
ただ、在宅ワークだったとしても、子どもたちの預け先が見つからないと、1人で仕事をする時間はほとんどありません。幼稚園のお迎えの時間までに1歳児がお昼寝してくれるとは限りませんし、夜も2人の子どもが時間差で入眠するため、仕事をする時間が上手く作れませんでした。
そこで、できるだけスマホで作業可能なお仕事を受注するようにしました。同時に「子どもが寝てからお仕事をしよう」と考えることを止めたのです。今では子どもがテレビを観てる時間やおままごとに夢中になっているときにライティングをしています。
実はスマホでも「ライティング」はできる!
「スマホでお仕事」というと、簡単なアンケートやポイントサイト等を思い浮かべる方が多いと思います。ですが、こういった案件では、数百円程度にはなっても、なかなか「稼ぐ」ことは難しいです。私のオススメは、文章作成(ライティング)案件を、パソコンとスマホを利用して行なうことです。
文章作成の案件を受注したら、自分が書きたい内容は頭の中でまとめておいて、ちょっと時間が空いた時にはスマホのメモ帳に文章を書き始めます。あまり時間がない時でも、文章が思いついたらスマホでメモをします。
出来上がった文章は、パソコンにBluetooth経由かWebメールを利用して送信します。Excelや指定サイトまたはGoogleドキュメントで納品します。
このように、実はスマホでも、文章作成で稼ぐことは結構できるのです。それでは、お仕事の一例を下記に紹介します。
スマホでも作業しやすいライティングの種類
ただスマホだと、あまり長文の文章作成は難しいです。個人的には、以下の3つをタイプの案件をオススメします。
1. 体験談や口コミ
100〜500文字くらいと指定されている文字数以上の体験談や感想を書き込みます。「利用したことがあるサービスや商品」に限られるので、件数が多くはこなせないことが難点ですが、自分の考えを記すので簡単に書く事ができます。お気に入りに登録しておきスマホのメモ帳で書いたものを、最後にパソコンのコピペで回答しています。
体験談や口コミは、下記のようなクラウドソーシングサイトで多く見つけることができます。
『ランサーズタスク』 (http://task.lancers.jp/)
『クラウドワークス』
(「タスク」のバーをクリック http://crowdworks.jp/public/jobs/u/professionals)
『シュフティ』(http://www.shufti.jp/jobs/search/writing/blog)
2. キーワードライティング
キーワードを1〜3個を指定回数使って記事を作成します。インターネットで指定されているキーワードを検索すると記事の方向性が決まりやすいです。スマホでキーワード検索をざっとしておき、ポイントをメモ帳に入れておいて、最後にパソコンでまとめます。
1件50円くらいから300円が主流です。1文字0.25〜0.5円が多いので、1文字あたり1円以上の案件は競争率が高くなる傾向があります。
これも上記のサイトで、特にランサーズで多く見つけられます。
3. アンケート
「特定のサイトを閲覧して、その使い勝手に関するアンケート」に答える案件があります。アンケート1件につき20円くらいです。
こちらも、上記と同様のサイトで探す事ができて、書くのも簡単です。
スマホライティングのための準備
ライティングをする場合には、外出先でインターネットに接続しなくて済むように工夫をしています。こうするのには2つの理由があります。いざ書き始めようとした時に、接続が不安定になると貴重な隙間時間が無駄になってしまいます。また、携帯でのパケット通信量を抑えるためです(私は携帯の利用料金が高く感じたため、従量制限のあるプランを使っています)。
キーワードをメモする
キーワードライティングでは、必要となるキーワードをスマホのメモ帳やメールの下書きとして残します。以前、キーワードを忘れてしまって執筆できないことがあり、どこでも確認できるようにしました。小さい子供がいると、パソコンを開くこともそう簡単ではありません。ですから、スマホでいつでも確認できることが重要なのです。
写真、スクリーンショットを撮る
パソコンで閲覧できる内容をスマホで撮影しておきます。ライティングルール(レギュレーション)や自分で作成した骨子を写真フォルダーに収めます。また、リサーチしたサイト記事のスクリーンショットも写真として保存します。こうすることで、ネット接続の必要がないだけでなく、文章を書くアプリと別のアプリで資料を参照することができるのです。
プリントアウトをする
プリントアウトすることで、パソコンやスマホを長時間見続けている負担を軽減しています。また、長い文章を参照する時に、スマホで探したい行を検索するよりもペーパーベースの方が早いということもあります。
たくさんのライティングをこなすようになると、目を酷使しがちになります。気づいたら、一日中スマホやパソコン画面に向かっていて体調を崩したことがありました。プリントすることで肩こり、頭痛や疲労感がなくなりました。そして、長文をスマホで参照するタイムロスがなくなり、ライティングスピードがアップしたのです。
スキマ時間でスマホライティング
スマホなら、スキマ時間を有効に使うことができます。私がどんなタイミングでスマホライティングをしているかをご紹介します。
1. 子供のお昼寝中・就寝後
月に1,2回、家事が全て終わっていて2人が同時に寝る時に、ゆったり1時間くらいライティングをします。
2. 子供が遊びやテレビに夢中になっている時
2人がそれぞれ一人で遊んでいる時にはケンカもないので、長ければ1回30分ほどライティングができます。テレビを見ているときは、隣に座ってスマホをちょこちょこ使っています。子どもが寝ないで、ずっと起きているような状況では、合計で1,2時間くらい執筆していることもあると思います。
3. 実家で遊んでもらっている間
実家で母と子ども達が遊んでいる時は、その様子を傍らに見ながら20分くらいのライティングを数回します。
平均して1時間以内で1000文字くらいは執筆できると思います。ですが、スラスラ書き進められなければ5時間くらいかかってしまうこともあります。また、ちょこちょこ書いているので、実際に何時間くらい仕事に当てているのか把握しづらく、思いのほか時間をかけ過ぎてしまっているのが現状です。
4. 子供の送迎時(電車)や待ち時間
移動中の電車の中やカフェで同じくスマホでライティングをしています。
子どもといるときのルール
子どもが話しかけてきたら、子どもの方を向くように心がけています。ついつい仕事に夢中になりすぎてしまい、子どもが膝に座って画面が見えないように妨害してくることもありました。子どもが仕事をしないでほしいと意思表示するときはライティングするのをあきらめます。
発熱などの様々なイレギュラーに対応できるように、納期が長い仕事を選ぶようにしています。無理せず柔軟に対応して、隙間時間でライティングするのが在宅ワークのコツです。