ストレスの多い現代社会。うつ病罹患者は、およそ111万6千人と言われています。
(参照元 : 厚生労働省 平成26年度患者調査 主な傷病の総患者数
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/dl/05.pdf)
独身・三十路の筆者もその一人で、発病後かれこれ7年が経過します。
うつ病によって外で働く事を断念した経緯と、まったくの素人がどのようにコラムを作っていくのかを説明したいと思います。
うつ病ってどんな病気?
- 憂うつで気分が重い、などの抑うつ気分
- 何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
- 疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもより早く目覚める
- イライラして、何かにせきたてられているようで落ち着かない
- 悪いことをしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる、死にたくなる
- 思考力が落ちる
このような症状のうちいくつかが一日中ほぼ絶え間なく感じられ、長い期間続くこと
(参照元 : 厚生労働省 『みんなのメンタルヘルス総合サイト』
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_depressive.html)
筆者がうつ病を患っていることは冒頭でも記しましたが、発症の原因は未だにはっきりしていません。発症当時、事務員として勤めていた金融機関でシステム更改があり、とにかく多忙でした。ただ、仕事が楽しくて仕方がなかったので、特に苦には感じていませんでした。
繁忙期が過ぎたある日、朝目覚めると身体が熱っぽく肘を中心とした節々が痛む。おまけにものすごい倦怠感で、とても出勤できる状態ではなく会社を休むことにしました。
通院・治療をしてもなかなか治らず、一進一退の状態。早退、遅刻を繰り返し何とか仕事をする日々。しかし、「仕事が楽しい」という感情はもうありませんでした。
ある時、かかりつけの医師から心療内科を薦められ、かくして筆者の『うつライフ』が幕をあけました。
うつになって困った4つのこと
睡眠障害
夜眠ろうと目を閉じると、頭の中を色々なことが駆け巡り眠れなくなってしまいました。そのため朝きちんと起きられず、眠らずに出勤する日もありました。
体調が悪くなる
そもそも風邪と勘違いしたほど、風邪に似た症状が続きました。頭痛、節々の鈍痛、全身倦怠感。起き上がっているのが辛く、自宅に居る時はほとんど横になって過ごしていました。
ミスが多発
睡眠不足のせいか記憶力や集中力が低下し、仕事でのミスが多くなりました。
コミュニケーション能力の低下
人と話すのが苦になり会話を避けるようになりました。言葉不足から誤解を生み、訂正する事が煩わしかったため、良好だった人間関係が崩れていきました。
こうして孤立していった筆者は、仕事上のミスや出勤状況が問題となり、退職することとなったのです。
脱却失敗
療養して一年ほど経つと、体調もだいぶ良くなり「仕事をしたい」という感情が芽生えはじめました。そして、自宅近くの職場に運よく就職することが出来ました。
前職とは違い小規模な会社で、一人の上司とともに経理を担当することになり、半年ほど問題なく過ぎていきました。
しかし、うつ病は治っていませんでした。
またしても睡眠障害や風邪の様な症状が現れ、きちんと出勤できなくなり退職を余儀なくされました。
こうして、うつ病からの脱却は失敗に終わったのです。
残された最後の手段
再び現れたうつ病。知人の助けを借りて生活する日々。このままではいけない。稼がなくては。
焦っていた筆者は、「何か良い手段は無いか」情報を得るため、スマートフォンでネットを検索し続けました。
そんな時、目に飛び込んできたのは『在宅ワーク』の文字でした。
当初抱いていた『在宅ワーク』のイメージといえば、
- 朝早く起きる必要がない
- 誰かと話す必要がない
- 苦手な通勤電車にも乗らなくて良い
- 誰かに仕事のペースを乱されることがない
これならば、うつ病を抱えたままでも仕事が出来るのではないか!!
こうして、うつ病でも稼げる在宅ワーカーの扉を叩いたのです。
※続きはこちら : うつ病に悩む方への在宅ワークのススメ