障害児の育児、療育は発達、病気、怪我など様々な部分で心配事が健常の子たちに比べて多いです。また障害があるっていうことを親が認め、療育に以降していく場面でも親はいろんな葛藤があり、素直に子供をかわいがることができなくなることも多々あります。
■障害児育児の在宅ワークの6つのハードル
1障害があることを保護者が認めにくい
自分の子供がもしかしたら発達障害があるということを認めることはとても難しいことでした。毎日一緒に過ごしていても、どうしても健常児と比べて「あれもできない、これも出来ない、何も出来ない」と出来ないことだけに目が行きがち「可愛いがれない」事も出てくることもありました。
そんな時は、「できること」「その子のいい所」に目を向けることで親自身の気持ちも変わってきます。自分の子供なので葛藤があり自分自身を責めてしまうこともありますが、子供はゆっくりではあるけれど確実に成長しています。
しつけや教育は大事ですができることを伸ばしていけて親子ともども笑顔で過ごせていければ子供もまた違った顔を見せてくれます。
2. 保護者の付き添いが多い
障害児を療育するには健常児より保護者のサポートが重要です。
幼児期は保育園の障害児が通う療育センターで発達のお手伝いをしてもらいます。その際健常児より慣らし保育が長期間にわたり行われ、保護者が参加するイベントも多く保護者の心のケアや相談にものってもらえるます。
また療育手帳の発行や諸々の手続きで行政や児童相談所、医療機関への受診があります。
3 早退やお休みが多い
療育施設のよっては体の弱い子が在籍していたり、お子さんが急に体調をくずしたりすることがあります。
少しでも体調が悪い体の弱い子や周りへの感染を防ぐため早退などの対策が取られます。
そのため普通の幼稚園や保育園に比べるとお休みや遅刻早退が多くなります。
4 検査に時間がとられる
知的障害や精神障害のあるお子さんにとってはじめは乳幼児健診で保健婦さんが子供との遊びを通してをしながら身体の発達や言葉の発達などをみていきます。
必要であれば医療機関の受診や、療育機関へ紹介してくれます。
その後医師からの診断書をもって児童相談所で発達の検査をして療育手帳が発行されます。
色んな医療機関や発達相談へ行くことから療育手帳が発行されるまで時間がかかります。
一度で終わるわけではなく数年に一度見直しもあるので、医療機関から診断書をもらい、児童相談所にいき検査が何度か繰り返されます。
5. 進学してもお留守番ができない
発達の程度によると思いますし、その子その子の性格もあると思いますが、ある程度大きくなるまで一人でお留守番させるのは躊躇しました。
6. レスパイト(ヘルパー)さんへお願いするまでに時間がかかる
児童相談所から自立支援法によって支援の時間などがきまっています。
医療機関での受診は勿論、担当者会議、ケア会議などが何度か行われそれから支援内容が決められていきます。
すぐにヘルパーさんにお願いしたいといってもなかなかできませんし、支援施設があきがあるとは言えません。
障害児育児と在宅ワークを両立するコツ
障害児を育てるには色々な医療診断で何度も医療機関を受信したり、児童相談所などの障害の程度などを調べる事もあります。また療育手帳の発行、更新などの手続きでは子供と一緒に行き、子供の普段の様子など話しながら保健婦さんや、発達相談の方々とお話する事もあります。また療育施設では、親子で一緒に療育していくことが多いので色々な活動もありました。
確かに子供に時間を取られますがそれは子供が居たら障害、健常児を問わず同じことです。
子供が療育施に行っている昼間の時間は結構長いので、まとめて時間を採ることが出来ます。また、主人が休みの日には子供をみてもえるし、子供達が寝た数時間に家事と内職を集中してやるようにしていました。
時間的には忙しく体力的にはきついですが、少しの時間でも集中して仕事が出来ればダラダラと続けるより効率的に出来ました。
「育児」だけでなく、「育自」の意識で
昔から「育児」は「育自」といいます。
健常児を育てるより「育自」がスピーディーに行われなければ行けませんし、苦しい時期はあります。生活年齢も上がってくると、子ども自身も生活する上で色々学んできます。
育自に苦しんだ分、感動や楽しいことは多く、子育てをしている自分自身の成長(育自)を実感できます。子供のいい所をみつけて、笑顔を一つでも多く引き出してあげれれば、苦しいばかりの療育ではなく、楽しい療育に変わっていき、優しい子に育ってくれると思います。
先は長いですが、「育自」を頑張っていきましょう。