
本当は働きたい、自由に使えるお金が欲しい、少しでも貯蓄したいと思っているのに、働きに出られない主婦の方は意外と多いのではないでしょうか。子供が幼稚園に通うママの中には、ママ友同士の価値観から、簡単に働きはじめることができない人がいます。
実際、私が在宅ワークを始めたきっかけが、ママ友同士の手前、表立ってパートに行くことができなかったからです。それには、色々な理由があります。
■ 幼稚園ママがパートに出にくい5つの理由
1. 仕事を始めただけで「負け組」に降格
入園するとママ友グループ内の格付けが始まりました。主に旦那の職業や年収で決まります。当然ママが働きに出れば旦那の収入だけでは生活できない負け組と見下されるのです。
2. 働くママは噂話のネタにされる
「暇だから少し仕事がしたい」そう言ってコンビニで働き始めたママがいました。何度かランチの誘いを断わっていると、「暇とかいってかなり生活が苦しいのよ。」「あそこの旦那の会社知ってる?給料は○○くらいよね。」など、ランチ会はそのママの噂話で盛り上がるのです。
3. お手伝いをしなければ仲間外れ
昼間に訪問介護のアルバイトをしていたママは、仕事の都合上、行事のお手伝いを休みがちでした。そのためママが全員参加するはずの打ち上げでは、連絡すらしなかったそうです。みんなでランチに出る時にも「どうせ時間ないでしょ?」と仲間はずれにされてしまいます。
仕切っていたママ達は「手伝わないのだから、誘わなくて当然でしょ。」と言っていたそうです。
4. 休日に我が子だけが誘われない
子供同士は無邪気にお友達と仲良くしていますが、頑張ってママ友グループに属していないと休日のお誘いはありません。
子供同士が勝手に遊びに行く約束をしても、結局はママ友グループからお誘いがなければ、子供達を自由に遊ばせてあげられないのです。
5. パパの肩身が狭くなる
ママ友グループの付き合いがなければ、パパ同士にも影響がでます。行事に参加しても軽い挨拶程度で済まされ、夜の飲み会などにも当然誘われません。
ママ友の世間体が、そのままパパの世間体にも繋がってしまうのです。
悪い意味ではなく、ママ友とは気軽に話せる友達ではないと認識しなくてはなりません。子供というキーワードで繋がっているだけと考えたほうが無難に思います。私自身、他人の目を気にして働かないなんてバカげていると思っていましたが、幼稚園のママ友同士の付き合いに、これほど気を遣わなくてはいけないとは思いませんでした。
■ 誰にも気付かれない在宅ワークなら、ママ友ワールドを気にせず仕事ができる!
そんな私にとって、在宅ワークはこの上ない仕事でした。なんといっても時間が自由に調整できます。どうしても日中に集中して仕事がしたい場合は、登園の時にマスクをし、「ちょっと具合が悪い」といえば無理に誘われません。
また、あるママの話では、家事代行サービスを頼んだ時、知り合いのママが来たので、とても気まずかったと聞きました。在宅ワークではこのように知り合いに会うこともないので安心です。
子供もようやく幼稚園に入り、昼間に好きな事ができると思っていたのに、まだまだ続くママ友ワールド。選ぶ小学校によっては、同じような境遇が続きそうですが、在宅ワークで十分お小遣いを稼げるようになってきたので、もう働き先の心配はしていません。
今では煩わしいママ友同士の付き合いとは別に、仕事仲間のような存在が欲しいと思っています。が、まわりには在宅ワークをやっているママは当然いません。やっていたとしても、私と同じで内緒にしていることでしょう。
匿名でも構わないので、同じ境遇の人や、情報などを共有できる在宅ワーク仲間と繋がれたら、さらに楽しく仕事ができるのかな?と思ったりもします。