主婦業だけで生活が成り立てばそれに越したことはないけれど、少しでも家計の足しになるお金が欲しい。そんなことを考えていらっしゃる方も多いでしょう。
私が住んでいるところは、田舎の中でも市街地から距離のある場所で、近くには民家や田畑しかありません。最初はパートを探しましたが、バスが必要で交通費がかかったり、子供を預かってくれるところまで連れて行くのが大変だったりと、一苦労。
そんな「田舎の主婦」の視点で、在宅ワークを選んでよかったと思ったことを紹介します。
1. 無駄なお金がかからず、手元に残るお金が増えた!
外に働きに出るのと比べると、一見稼げる額が少額になりがちな在宅ワークですが、無駄な出費の差額を考えると手元に残るお金はむしろ増えることが分かりました。
無駄な出費1. 交通費
前述の通り、田舎に住んでいるので本来なら一人一台車を持っていないと生活しづらいのですが、残念ながら我が家には一台しか車がありません。その車も旦那が会社に乗っていってしまうので私はバス移動で何とかするしかありませんでした。
しかし、さすがは田舎。お察しの通り本数は少ないし、運賃も片道400円以上かけないとパートの募集がある地域まで移動することはできません。さらに、保育園にもバスで連れていく必要がありますから、それだけで1000円弱のお金が飛んで行ってしまうのです。
ところが、在宅ワークであれば移動をする必要がないので交通費がかかることはありません。せっかく稼いだお金から交通費を捻出することなく、全額家計に充てられるのです。
無駄な出費2. 外食費
私は産前、フルタイムで派遣の仕事をしていたのですが、一日中立ちっぱなしでの接客業だったため帰ったころには精根尽き果てて何もやる気が起きない状態でした。そんな状態なので、家事もできず、食事も外食で済ませてしまうことが続きました。
そうなると当然食費が家計を圧迫します。せっかく稼いできても、外食費でどんどんお金が出て行ってしまうので、よく預金の残高を見ながらため息を吐いたものです。体調のすぐれなかった時などは外食だけで週一万円程出費してしまったときもありました。
無駄な出費3. 保育費
条件的に利用できる保育園は一軒しかありませんでした。しかし、その保育園の6か月以下の低月齢の保育費は一時間800円と高額で、田舎のパートで稼げる賃金と同じくらいの値段がかかるものでした。仕事中だけでなく、移動中の保育費が加わるのですから、働きに出るほど赤字になってしまいます。一応、プリペイドカードを事前に購入すれば会員価格で400円で利用できるという制度も設けてあったのですが、それでも手元に残るお金は微々たるものだと困惑しました。
無駄な出費4. 子供のグッズ費
保育園に預けている間はミルクを飲むことになりますが、完全母乳育児のためミルク用のグッズを一からそろえなければなりません。一式そろえようと思うと5000円越えのなかなかの出費になってしまいます。
これらの出費を考えると、外で働くことで毎月コンスタントに8万円稼げたとしても、手元には1~2万残ればいい方です。これなら在宅ワークで半額の4万円でも稼ぐ方が、楽して手元に沢山のお金が残ります。
2. 移動時間がかからず、時間&体力が節約できる!
田舎ぐらしでは、パートをするためには市街地まで出ていく必要がありました。家の近くの保育園では低月齢児保育は行っておらず、働きに出る場合は遠くの保育園まで送り迎えをする必要がありました。ただでさえ通勤で時間がかかるのに、送迎まで加わってくると移動時間だけで片道一時間以上かかってしまうのです。
さらに、仕事の時間に合わせられる程バスの本数がないので、屋外で長時間バス待ちをしなければならないといったデメリットもありました。在宅ワークを見つけるまでは、産後の身で小さな赤ちゃんを抱えたまま、長時間外にいることはどうしても避けたいと焦っていました。
その点、在宅ワークなら移動時間0で始められるため、外働きにした場合かかっていた移動時間も働く時間にあてられます。また、通勤で体力を消耗することもないため一石二鳥です。
3. 健康な体と良好な夫婦関係をゲット!
私には外食を重ねることについて、費用の他にもう一つ気にしていることがありました。それは旦那の体調です。外食だとどうしても栄養バランスが偏りがちになり、こちらから野菜を用意してあげないと野菜を食べない旦那はどんどん野菜不足に陥っていきました。もともと太っていた旦那は、私と結婚して手料理を食べてもらい始めてから少しやせていたのですが、外食が続いたせいで元の不健康な太り方に逆戻りしてしまいました。
また、人間関係の悩みから旦那に愚痴を言ったり、八つ当たりしたりと迷惑をかけることが沢山ありました。そのために喧嘩が絶えず、言い争いをした後に口を利かないで過ごすといったこともありました。
在宅ワークに切り替えた今、家での食事で野菜をたっぷりとり、人間関係の悩みがなくなったためか、旦那との関係も良好になりました。今から考えると、自分のキャパシティ以上のことをこなそうとするあまり、精神的に追い詰められて私自身がカリカリしていたために、旦那もカリカリしていたのでしょう。今ではキャパオーバーにならないように気を付けながら仕事を請け負っています。自分のキャパシティや体調に合わせて仕事量を調節できる所も在宅ワークのいいところですね。
4. 母乳育児も継続でき、子供と離れなくてもよい!
私は嬉しいことに母乳は十分出てくれたので完全母乳で育てているのですが、預けるとなるとミルクとの混合育児に切り替えなければなりません。せっかくの母乳を捨ててミルクを与えるのには抵抗がありました。
まだまだ小さなわが子。首も座らないうちから保育園に預けるのにはかなりの抵抗がありました。何より、日々成長していく姿を一時でも見逃したくありません。
在宅ワークとの出会いは、これらの悩みを一掃してくれる素晴らしいものでした。ずっと家にいることができるので、子供とも同じ空間で過ごすことができます。また、自分のペースで仕事を進めることができるので、子供が泣けばすぐに駆けつけてお世話をすることができます。
田舎という利便性の悪い場所に住んでいても、パソコンやスマホがインターネットにさえつながっていれば在宅ワークでしっかりと稼ぐことができます。初期費用も掛からず気軽に始められるので、興味がわいた方はぜひ挑戦してみてください。