幼稚園に通う3歳の男の子を育てながら在宅ワークをしている主婦です。コラムや記事を書く仕事なので、パソコンに向かって仕事をしていたいのですが、家にいる間は家事もしなければいけません。
そのため毎日仕事を進めたい気持ちを抑えて、洗濯物を干しながら、野菜を刻みながら、寝床で子どもに三匹のこぶたを読みながら、頭の中ではこつこつと文章を練って、家事育児が終わるとパソコンに飛んで行って頭の中の文章を形にするという生活をしています。
そのような中、少しでも効率的に仕事を進める方法は無いだろうか。そう考えていた時、あるアイテムが大変便利だという事に気がつきました。それは、タブレットです。タブレットを使えば、時間や場所を選ばず仕事ができるのです。
タブレットのメリット1. どこでもいつでも仕事ができる!
タブレットの利点は、軽くて持ち運びがしやすいことで、家中どこでも好きな場所で仕事ができます。料理を煮込む傍ら台所で仕事を進めたり、息抜きがてらベランダや庭などにコーヒーと共に持って出て文章を打ち込むこともできます。
私が特に重宝しているのは夜に仕事をする時です。子どもを寝かしつけたらそのまますぐ作業できるように、いつもタブレットを枕元に準備しておきます。そして子どもが寝息を立て始めたのを見計らってその小さい手を私の体からそーっと離し、静かにころころと転がってタブレットに辿り着いたら仕事開始です。今もまさにその状況で文章を作っています。
子育て中の親にとって、子どもが見える場所で何か作業ができるというのはとても便利で、夜泣きで度々目を覚ます時期や、風邪をひいて嘔吐した時などにもすぐ世話をすることができます。落ち着いたら子どもの様子を見ながら作業を再開することもできます。
ですから別の部屋に備え付けのデスクトップパソコンなどで作業することに比べると、かなり仕事が進めやすくなります。
タブレットのメリット2. スマホとの二刀流も便利
外出先で空き時間ができることがあります。電車やバスに乗って移動している時や、夫の実家に顔を見せに行ったら「孫の面倒は見てるから少し休んでいていいわよ」などと棚からぼた餅が降ってきた時は、タブレットに代わってスマホの出番です。肌身離さず持っているスマホと自分のやる気さえあれば、家の外にいても、ふいに空いた時間を有効活用することができます。
タブレットとスマホを両方使って仕事を進める際、何に文章をメモするかというと、自分のパソコン用のメールです。宛先を入れずにメールを新規作成し、本文の所に文章を打ち込んでいきます。それを下書き保存しておけば、タブレットからでもスマホからでも同じ文章を書き進めることができます。
最終的にはタブレットで、提出用の文書作成アプリなどにコピペして調整し、完成させます。
スマホと比較してタブレットの方が使いやすいと感じる点は、画面が大きいということに尽きます。この間私は眼科で老眼が入ってきていると言われショックを受けたのですが、手元が見やすいに越したことはありません。作業スピードが違います。
このようにこれらを駆使することで、仕事のさらなる効率アップが期待できます。
タブレットで在宅ワークをする際の2つの注意
タブレットで仕事をする時に気をつけなければいけないことがあります。一つは、タブレットでは参加できない仕事があることです。
案件の募集要項に「タブレットでは作業できません」と書いてあるのを見過ごしたまま仕事を請け負うことになってしまっては、依頼者側にご迷惑が掛かります。
もう一つは、持っているタブレットのバージョンが古かったり、容量の残りが少なかったりすると作業ができない場合があることです。
実際私は自分のタブレットで仕事をしようとした時、容量不足のために文書提出用のアプリをインストールできず冷や汗をかいたことがあります。すぐに夫の新しいタブレットで試したところうまくインストールできたので事なきを得たのですが、注意が不足していたと反省しました。
その他にも、パソコンではできる作業(文字や記号に関すること、改行などの細かな作業)が、タブレットではできないことがあります。不安があれば早めに担当の方にご相談をして、作業が滞らないようにすることが大切です。
以上のようにタブレットは上手に使えば、忙しい人々の頼もしい味方になってくれるはずです。特に私と同じように家事育児をしながら在宅ワークをしていて、なかなかパソコンの前に座って仕事ができないと悩んでおられる方にはぜひ使ってみていただきたいと思います。
そんな私は仕事机に座っている時よりも、トイレを磨いている時の方がうまく文章がまとまる気がするなあと感じるようになってきた今日この頃です。生き方も人それぞれ、仕事スタイルも様々です。その中で少しでも自分の希望に近づける生活を目指していけたらいいなと思います。